ハーレー・キャブレターの種類と仕組み

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キャブレターの種類と仕組について

キャブレターがどんな働きをするのか知っていても、実際にその仕組みを理解している人は少ないと思います。ハーレーダビッドソンのキャブレターの種類と仕組みについて紹介していきます。

キャブレターの基本構造は大きく分けて3種類

ガソリンを空気と混ぜ合わせて霧化(むか=キリ状にすること)させ、それをシリンダーヘッドの燃焼室に送り込むのがキャブレターの役目です。「霧吹き」をイメージすれば最も分かりやすいですが、この性能によってパワーやトルク、扱いやすさは大きく左右されます。キャブレターの基本構造は大きく分けて3種類あります。

キャブの種類

まずはEVO以降純正で採用されているCVに代表される負圧キャブ、これにはアクセルの動きに応じて開閉するスロットルバルブのほかに、吸気の圧力によって開閉するもうひとつのバルブがあって、エンジンの回転数によって負圧バルブが開閉し、空気を吸い込む量を自動的に最適にコントロールしてくれるというものです。それゆえCVはライダーの技量を問わないキャブで、なおかつ燃費も良く、だからこそ純正で採用されているというワケです。この他にも丸い板でできているスロットルバルブが回転することで開閉が行われるバタフライキャブ、円柱あるいは角柱状のバルブが上下する可変ベンチュリーキャブがあります。ハーレーの純正キャブはリンカートに始まり、ティロットク二のHSRやケイヒンFCRは可変ベンチュリーです。
またエンジンの型式上キャブレターが目立つ位置にあるハーレーにとって、エアクリーナーはデザインを語るうえで重要なポイントになります。純正はリンカート時代のドライヤー型以降は丸型もしくはオーバル型になっています。1340のショベルヘッドはハム缶などと呼ばれる角張ったデザインが採用されていましたが、不格好なうえに大きいため不人気でした。またS&Sのティアドロップ型やSU用の丸型など、社外キャブ用のエアクリーナーにも名作は多いです。

キャブレター・リンカート

リンカート

もっともベーシックな気化器、ロースピードニードルとハイスピードニードルによって、簡単にセッティングは出せる様に出来ています。フロートがコルクで出来ている為にオーバーフローをおこすことがあります。加速ポンプがないので始動時にはチョークバルブをONにしてシリンダー内に濃いガスを送る必要があります。

キャブレター・ベンディックス

ベンディックス

基本的にはリンカートの後釜のキャブで構造的にはあまり変化していないですが、口径が大きくなりベンチュリーが短くなったことによって、アクセルレスポンスが向上しました。加速ポンプが付いたので始動性がよくなり、低速からのツキもリンカートに比べてよくなっています。

キャブレター・ケイヒン

ケイヒン

初めてハーレーの純正で使用された日本製のキャブレターです。ベンディックスと構造は似ていますが、より簡単に付き合えるように作られたいます。ベンディックスで使われていた皮製のカップがゴム製のダイヤフラムなり、メンテナンスも向上しました。コンパクトなボディなので車種を問わず取り付けることが出来ます。

キャブレター・S&S・Bキャブ

S&S・Bキャブ

Eキャブに比べてベンチュリーが長いので低速トルクが太く、ビックツイン的味付けの強いキャブです。低速中のクイックレスポンスはあまり良くないようです。インマニとジェット類はEキャブと同じものが使用できます。冬場のキックでの始動にはコツが必要なのでかなり上級者向けのキャブです。

キャブレター・SUキャブ

SUキャブ

マニーホールドの負圧によってピストンがベンチュリーの大きさを変えてくれるので低速から高速までスムーズなトルクカーブを描きなめらかな走りをします。始動性もよくアイドリングも安定しています。汚れでピストンの動きが悪くなるとはり付いてしまうので定期的なメンテナンスが必要です。

キャブレター・ケイヒンFCR

ケイヒンFCR

フラットバルブキャブ、ピストンバルブが板のようになっていて、それが上下する事によって空気とガスを混合させています。ベンチュリーがかなり短いのでアクセルレスポンスが非常によいです。高回転型のキャブですが、セッティングの幅はジェットの数が多いので広くカバーすることができます。

キャブレター・S&S・Eキャブ

S&S・Eキャブ

別名「ショーティ」と呼ばれるS&S・Eキャブ、名前の通りとてもベンチュリーが短くコンパクトでシンプルな作りになっていて特性もレスポンスの良い作りになっています。ハーレー社以外のキャブでは一番の装着率のキャブです。しかし口径が大きい為、低速トルクが若干物足りないという声もあります。

キャブレター・S&S・Lキャブ

S&S・Lキャブ

S&S・Lキャブはフロート室が横に付いていて、正面から見るとL型をしているキャブレターです。フロート室が横に付いている為に容量をかせぐことができ、急激なアクセルワークにもガスが対応する事ができます。ただしボディーが横に広いので取り付けることができる車種が限られてしまいます。

キャブレター・CV キャブ

CV キャブ

ツインカムに付けられているキャブがこのCVキャブです。バタフライ式の後を継いで装着された負圧式キャブレターです。負圧式の為、ラフなアクセルワークにも対応して低速から高速までスムーズカバーします。SUキャブの様なメンテナンスも必要なくSUのよいところを継いで加速ポンプまで付いています。

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