ハーレーダビッドソン・吸排気の基本

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吸排気の基本について

キャブレターが作り出す混合気を吸い込んで圧縮して爆発する。これは知っている人がほとんどだと思います。このページではハーレーダビッドソンの吸排気の行程について紹介していきます。

吸排気はバルブの開閉によって行われます

ハーレー・バルブ開閉吸排気というのは吸気と排気、つまりエンジンがキャブレターから吸気ポートを経由して混合気を燃焼室内に吸い込んで爆発し、排ガスを排気ポート→マフラーへと吐き出す行程のことを言います。吸排気はバルブの開閉によって行われ、そのバルブの動きはカムシャフトによってコントロールされています。

Vツイン・OHVのエンジン

ハーレー・Vツイン・OHVエンジンハーレーのVツインはOHVなので、カムはクランクケース右側のカバーの中に入っており、そこから伸びる4本のプッシュロッドがシーソーのような動きをするロッカーアームを押すことによって、4つのバルブをそれぞれ動かしています。バルブは燃焼室を密封するようにバルブスプリングでしっかり固定されており、カムに押されたプッシュロッドがロッカーアームの片側を押し上げ、その反対側が下がってスプリングを縮めることによってバルブが開きます。前後のシリンダーが1回爆発するたびに4つのバルブが一度づつこの動きをしています。たとえばエンジンが6000回転で回っている時のことを考えてみましょう。4ストエンジンは2回転に一回爆発するので、1分間に6000回転ということは両方のシリンダーでそれぞれ1分に3000回づつ爆発しているということになります。つまりバルブはそれぞれ一秒に50回開閉しているワケです。今さらですが、やはりエンジンというのは凄い仕事をしているということです。

「ハイカム」について

ハーレー・カム「ハイカム」という言葉を聞いたことがあると思います。「ハイカムを入れるとパワーが上がる」などと言われていますが、それは何故でしょう?ハイカムはノーマルのカムに較べて山が高く幅広く設計されており、その分だけバルブが開く量が大きくなる。その結果燃焼室に入るガソリン混合気の量も多くなるので、爆発も強くなるわけというワケです。カムの山が高ければバルブの開く量(リフト量と言います)が大きくなり、カム山の幅が広くなればバルブの空いている時間(デュレーションと言います)が長くなります。つまりハイカムは「ハイリフト/ワイドデュレーション・カムシャフト」を略した言葉です。カタログを見ると驚くほどいろんな種類のハイカムがありますが、これはリフトとデュレーションの量や組み合わせによってパワーや出力特性が大きく変わるためです。マイルドなストリート用からホットなドラッグレース用までがラインナップされているので、自分のバイクとの付き合い方を考えて選ぶといいでしょう。

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