ハーレーダビッドソン・エボリューション

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エボリューションを学ぶ

ハーレダビッドソンが現在のメジャーな地位を確立できたのは、エボリューションの実績が大きいと言われています。98年をもって引退したエボリューションについて紹介していきます。

発売当初は賛否両論が盛んに飛び交った革新的なニューエンジン

エボリューション・エンジン1984年にオールアルミのニューエンジンとして登場したエボリューションは、それまでのショベルヘッドの有機的なイメージとは異なるスクエアなデザインを採用しました。ハーレーダビッドソンのOHV・Vツインは1936年のナックルヘッドから始まりましたが、ナックル・パン・ショベルという進化の過程はあくまで前モデルのイメージを踏襲した上でのニューエンジンという印象が強かったのに対し、エボリューションはショベルまでの古めかしさを微塵も感じさせないモダンなデザインで売り出されました。外観だけではなく乗り味に関してもそれが言えます。荒々しい加速フィーリングは角が取れてマイルドとなり、それ故に発売当初は賛否両論が盛んに飛び交じりました。「エボ・バッシング」なる現象を巻き起こしたことは記憶には新しいです。

エボリューションは「ハーレー=壊れる」というイメージを払拭しました。

ハーレーダビッドソン・エボリューションエボリューションは、それまでの「ハーレー=壊れる」というイメージを払拭しました。オイル漏れやその他のトラブルがショベル以前と比べると激減したからです。同時にチューニングに対する可能性を大きく広げたこともエボリューションの特徴の一つと言っても良いでしょう。吸排気系のみならず、排気量をアップして飛躍的なパワーアップを図ることが容易になったからです。ちなみにエボリューションにはブロックヘッドという呼び名が与えられましたが、これはショベルやパン、ナックルほどは一般的に定着するには至りませんでした。

ショベル時代の経営危機から脱出する世界各国での大ヒット

ショベル時代とは比べられない程の様々なモデルが誕生したこともエボリューションの特徴のひとつでしょう。パンヘッド時代まではFL系モデルのみだったビックツインは、ショベル時代にFX系(スーパーグライドやローライダー、WGなどという名車は現在でも根強いファンが多い)とFLT系が登場しました。それがエボリューションになると、リジッドを模したソフテイルやラバーマウントを採用したFXR、その進化系であるダイナグライドといった様々なフレームが開発され、それぞれのフレームごとに仕様の異なるモデルがラインナップされていきました。エンジンの信頼性と高いポテンシャルに豊富なモデル・ラインナップが相まって、エボリューションは世界各国で大ヒットしました。そして、ショベル時代に経営危機に貧したハーレーダビッドソン社を見事に立ち直させる程の人気を獲得しました。
1981年BUY BACK(バイバック)
販売不振と品質低下にあえぐハーレー社をAMFから買い取ろうと立ち上がった12人のハーレーフリーク達によって、1981年にAMFより株式を買い戻し、独立に成功します(バイバック)。その後まもなくエボリューションが販売され上記の通り世界中で大ヒットし、経営危機を脱出しました。それも「ハーレーダビッドソンは、ハーレーダビッドソンを愛する者で作る」という会社としての基本精神からなったバイバックの恩恵と言えます。

1987/FXLR LOW RIDER

1987/FXLR LOW RIDER

1984/FXST SOFTAIL

1984/FXST SOFTAIL

進化と伝承

エボリューションの後を引き継いで登場したツインカム88は、外観/乗り味ともにあくまでもエボリューションを引き継ぐテイストが与えられています。ということは、ナックルからショベルに至ったビックツインの流れはいったんそこで終結し、エボリューションから新しい流れに生まれ変わったと言うことができます。しかし、空冷OHV・Vツインという基本姿勢は今でも継承され続けています。

エボリューションの改善履歴

長い間生産されたエボリューションをハーレー社は徐々に改善していきました。以下に代表的な改善点を紹介していきます。

1985年
湿式クラッチの採用。また、シリンダーヘッドからクランクケースまで貫通したスタッドボルトを採用することで、剛性のさらなるアップとオイル漏れ対策が施されています。
1988年~1991年
CVキャブレターの採用
クランクシャフトの3ピース化
ギアノイズ対策としてギアの変
5速ミッションを採用
1993年
ブリージングシステムの採用
1995年
フュエールインジェクション(EFI)システムを採用

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